文房具

万年筆とボールペンの進化系・パーカー 5th テクノロジーとは【書き心地に病みつき】

あなたは普段ボールペンを使用していますか?

それとも万年筆を使用していますか?

 

ボールペンの方は様々な種類のボールペンが出てきていて、フリクションを使ったり、油性ペンを使ったり、ゲルインクを使ったり、ご自分の書きやすいインクを使用しているのではないでしょうか。

 

また、万年筆を使用されている方は、大事に丁寧に扱いながら、「書く」のではなく「描く」ような書き味、書いた時のくせ、力の伝わり方を楽しんでいらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

 

今回ご紹介する「パーカー 5th テクノロジー」とはまさにその間の書き心地です!

滑らかでいて濃淡も自由自在。

 

私は購入して1年以上経ちますが、この書き心地に一目惚れしてから全く飽きません。

 

その世界をご説明しましょう。

 

 

万年筆のような書き心地

筆記具も高級志向が高まる中、ボールペンでも万年筆でもサインペンでもない、新たな感覚の筆記具が出てきました。

それがパーカー インジェニュイティで使用されている「パーカー 5th テクノロジー」です。

 

一度書いたらその感覚が病みつきになってしまう滑らかな書き心地が特徴のこのペンは、ボールペンとは違った圧倒的に滑らかな書き心地です。

筆圧が直接ペン先に伝わり、微妙な線の細さや太さを再現できます。

パーカー 5th テクノロジー

太く書いたり、細く書いたり、途中で細さを変えて見たり。

 

普通のボールペンでは一定の太さで出るようになっていますし、緩めると字がかすれてしまったりします。

 

一体なぜこのような書き心地が実現できるのでしょうか。

 

特徴①:インクを「滲ませて」書く

 

この書き心地を実現できている要因の一つは「インクを滲ませて」書いているということです。

 

ボールペンは通常ペン先のボールが転がり、その上にインクが付いて回ることで紙の上に字が書けます。

 

一方この「パーカー 5th テクノロジー」は万年筆と同じようにインクがにじみ出て来ることで字が書けます。

しかも、万年筆のようにインクが出過ぎたり出なかったりといったように繊細な管理は必要ありません。

 

簡単なイメージではサインペンのような感じですね。

 

特徴②:サスペンションのようなペン先

2つ目の特徴はペン先のサスペンション機能です。

 

パーカー 5th テクノロジーペン先

この写真はちょうどペンの裏側にあたる部分です。

ちょうどペン先の根元からボディにかけての部分が肋骨のようになっているのが見えると思います。

 

ここがこの書き心地の心臓部になります。

 

実はここはバネのようにしなるような構造になっており、筆圧によって適度にペン先の当たり方が変わるようになっています。

 

なのでボールペンであれば弱すぎてかすれてしまうところを、当たり方が変わっても紙からペン先が離れてしまうわけではないため、細い線が書けます。

反対にいくら押し付けても一定以上は太くなりませんが、これは当たり方が変わることで太くもできます。

 

また、この構造のおかげで、筆圧の違う方でも自分の好きな太さや書き方で書けます。

万人に合うというのが先進的な発想かなと思います。

 

特徴③:程よく「削れる」ペン先

通常ペン先は金属製ですので、削れることはありません。

もし削れた場合は不良品だと思いますので交換してもらってください。汗

 

ですが、この「パーカー 5th テクノロジー」のペン先は若干ですが削れます。

 

なぜ削れるのか・・・

 

それも、万人に合う筆記具として成立するためです。

 

あなたが書く時、ペンはどのぐらいの角度になっていますか?

 

90°まで直角に立てている方は少ないと思いますが、45°の方もいれば、少し立てて60°ぐらいの方もいるのではないでしょうか。

 

ペンの持ち方の違い、手の大きさ、握りの強さ

 

様々な要因で角度は変わってきます。

 

その様々な角度に順応できるように、ペン先のチップが程よく「削れる」のです!

 

一般的なボールペンではある一定の角度以上もしくは以下でないと書けません。

理由は金属部分が当たりボールが回らないからです。

 

しかし、ペン先のチップが削れてその人に合った角度で面となることで、全ての人が滑らかな書き心地を体験することができるのです。

 

 

使用する際の注意点

 

これまで説明してきたように、他にはない技術のおかげで今までになかった万人に合う筆記具として革新的なペンになっていると思います。

 

しかし、いくつか注意点があるので最後にお伝えしておこうと思います。

 

乾燥に弱い

ボールペンと万年筆との融合のような筆記具と説明しましたが、乾燥にとても弱いです。

これはボールペンも同じだと思いますが、インクが乾燥してしまうと出なくなってしま

います。ペン先を出したまま放置する等ないように扱ってください。

 

チップが脆い

ペン先は削れるようなチップですのでかなりデリケートです。

筆圧が高い方もと言いましたが、過剰な圧力や落下による衝撃には耐えられませんので

大切に扱ってあげてください。

 

単価が高い

やはりいいものは仕方ないですが、替え芯が高価です。

しかし、それでも使い続けたいと思うぐらいの書き心地を持っています。

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

万人に合う筆記具として売り出されている「パーカー 5th テクノロジー」。

 

書いた瞬間、「書きやすい!」と感じると思います。

 

高級感もあり書きやすさも抜群のこのペンを、手帳に挟んでいたら知ってる人は必ず気になるでしょう。

また、あなたとあなたの大切な方の記念日のプレゼントにすると喜ばれるかもしれません。

私はかなりおすすめの一本ですので、一本特別なペンを持ちたいなと思っているのであればぜひ試してみてください。

 

 

この技術を使ったパーカー インジェニュイティについてはこちらの記事で紹介しています。

先進的なインクを使った高級ペン!パーカー インジェニュイティをおすすめする理由万年筆とサインペンとボールペンを融合させたような新たな筆記具として注目されているのが、Parkerから発売されている「インジェニュイティ」シリーズです。先進的な技術と高級筆記具ならではの落ち着いた中にもどこか輝く魅力のあるこの商品についてご紹介します。...

 

ABOUT ME
ぽこにゃん
20代、会社員。大学・大学院では化学を専攻し、いわゆる「サイエンス」について勉強をしてきた理系男子。研究室では乳酸菌の遺伝子組み換えについて研究に没頭してきた。
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