そんなお悩みにお答えします。
今回はスピーカーの中でも防水で持ち運びが可能なBluetoothスピーカーに付いて、ご予算に合わせて選べるように価格帯毎にベスト3をご紹介します。
持ち運び可能で防水にすれば日常生活でキッチンで料理を作りながら、お風呂に入りながら聞くなどシーンに合わせて使うこともできます。
また、旅行好きの僕としては持ち運びができると、海外リゾートに行った時でもホテルのプールやビーチ、部屋で休憩中など音楽を楽しみながらリラックスしたりするときにおすすめです。
使うシーンを想像しながらどんなスピーカーが欲しいか考えながら読み進めていってくださいね。
- 防水機能ってどうやって選ぶ?
- スピーカーを選ぶポイント
- 持ち運び可能なbluetooth防水スピーカー
防水機能はどうやって選ぶ?
シャワー中に聞きたい、キッチンで使いたい、あるいはプールで音楽を流したいなど防水機能が必要なシーンはたくさんありますが、防水機能はどれぐらい必要かご存知ですか?
防水機能の見方と性能の目安を見てみましょう。
まず、防水機能は「保護等級」という分類で表記されます。
保護等級はどれだけ保護するかという基準なので、防塵と防水について両方表示されています。
保護等級:IP①②①人体および固形物に対する保護等級(0〜6,またはX)
②水の侵入に対する保護等級(0~8,またはX)
例えば、防塵・防水の製品だと「IP55」と書かれていたりします。
一方、防水機能しかないものについては「IPX5」と書かれます。
今回は防水スピーカーなので防水に関する保護等級の定義を見てみます。
等級 | 種類 | 説明 |
---|---|---|
0,X | 無保護 | 特に保護されていない |
1 | 滴下する水に対する保護 | 鉛直に落下する水滴によって有害な影響を受けない |
2 | 15°傾斜した時落下する水に対する保護 | 15°以内の範囲で傾斜した時に鉛直に落下する水滴によって有害な影響を受けない |
3 | 噴霧水に対する保護 | 鉛直から60°以内の噴霧状に落下する水によって有害な影響を受けない |
4 | 飛沫に対する保護 | いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない |
5 | 噴流水に対する保護 | いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響を受けない |
6 | 波浪に対する保護 | 波浪またはいかなる方向からの水の強い直接噴流によっても有害な影響を受けない |
7 | 水中への浸漬に対する保護 | 規定の圧力、時間で水中に浸漬しても有害な影響を受けない |
8 | 水没に対する保護 | 製造者によって規定される条件に従って、連続的に水中に置かれる場合に適する。原則として完全密閉構造。 |
難しい言葉もあったかもしれませんが、必要な防水機能の数字の目安として以下を覚えておきましょう。
- 軽く水がかかるような場所(キッチンなど):5以上
- 水の中に浸かってしまう場所(お風呂やプールなど):7以上
スピーカーを選ぶポイント
防水機能はわかったところで、今度はスピーカーとしての性能について見ていきましょう。
コーデック
出力
スピーカーの構成
コーデック
スマホやパソコンなどからBluetoothの電波で音楽などの音源を送る為に、音源を圧縮変換されます。
この仕組みのことをコーデックと言い、音楽や映画などを聞いた時の音質が変わります。
SBC(標準)<AAC(iPhoneで採用されている)<apt-X(Androidで対応のものが多い)<LDAC(ハイレゾ)
LDACというのは最近では良く聞くようになった「ハイレゾ」という音源の細かいところまでデータ化することで高音質にする技術です。
普通のCD音源に比べ6.5倍のデータ量がある為、音がより鮮明になり、スタジオなどで生の演奏を聴いているような高音質が実現しています。
ただし、音質が高くなる分、スピーカーの値段も高くなります。
防水機能を持っているスピーカーで特に安価なものは標準タイプのSBCが多いのですが、もし音質にもある程度こだわりたいのであればAACもしくはapt-X以上のコーデックに対応しているスピーカーを選びましょう。
出力
音の迫力や聞こえやすさに関係するのが出力のワット数で、数字が大きくなるほど大きな音が出せます。
小さすぎると例えばシャワーを浴びながら聴いたり、キッチンで料理をしながらだと音が聞こえなくなってしまいます。
一般的には3W以下だと大音量は見込めませんが、とても安価なので半身浴などの静かな環境で使用するのであればいいかもしれません。
ポータブルスピーカーで安価なものだと3Wや5Wが多いですが、屋外やお風呂で聞きたいということであれば10W以上のタイプがおすすめです。
また、10W以上あれば部屋のオーディオとしても使用できるぐらい十分な音量を出せますので、旅行の持ち運びだけでなく、普段から色々なところで活躍してくれるスピーカーになります。
スピーカーの構造
スピーカーの構造というのは簡単に言うと、音を出す部分がどういう風に付いているかということです。
種類としては大きく3つ。
- モノラルタイプ
- ステレオタイプ
- 360°サウンドタイプ
モノラルタイプ
1箇所から音が出るタイプ。
安価なものが多いが、1箇所から直進した音しか出ないので音の奥行きや広がりが少ないタイプです。
ステレオタイプ
2箇所から音が出るタイプ。
一般的にはこの構造が多く、両側から出た音が合わさる形となり、音の広がりや奥行きを楽しむことができるタイプです。
360°サウンドタイプ
文字通り本体全面から360°全方位に対して音が出るタイプ。
基本的に音は直進性しかないので前にいるととても良く聞こえるのですが、少しずれた位置にいると聞こえにくくなったりします。
そのデメリットを全方位に音が出る構造にすることでどこにいても同じように音楽が聞こえるようにするのが360°サウンドタイプの特徴で、部屋の中心にスピーカーを置いてBGMとして使いたいといった場合にとても良いです。
音質もある程度はこだわりたいと考えているのであればステレオタイプを選びましょう。
それ以外にあったら良い機能
スペックとしてご紹介しましたが、それ以外に持ち運びが可能と言う点で「ここもポイント」と言うところをまとめておきます。
同じようなスペックなのに値段が違う場合はこんな付加機能もついているかもしれませんのでチェックしてみてください。
バッテリーの連続再生時間
家の中でも旅行中でも持ち運んで使うことを考えると、7〜8時間持つと毎日何度も充電しなくてすむので便利です。
これ以上長いものは通常の使い方だとスマホ側の充電が持たなくなるので、持ち運んで使う分には7〜8時間で十分です。
耐衝撃性
持ち運んで使っていて、ふとした時に肘が当たってしまったり手が滑って落としてしまうことがあります。
置き場になりそうなキッチンやお風呂、机の上などの高さを考慮すると、1.5m以上の耐衝撃性があると故障の確率がぐんと低くなり、長く使うことができます。
持ち運び可能なおすすめBluetooth防水スピーカー9選
防水とスピーカーに関する知識がついたのでだいたいどんなスピーカーが欲しいなとわかったきたと思います。
あと気になるのは価格だと思うので、おすすめのBluetooth防水スピーカーを価格別にご紹介していきましょう。
〜3000円未満
かなり安価なモデルなので、出力は小さかったりコーデックが標準のものが多いですが、そこまで音質にはこだわらないのであれば、持ち運びしやすくしっかり防水機能もついているものが多いです。
普段使いはもちろん、小型なモデルが多いので旅行先でちょっと音楽を聞きたいという方にはおすすめです。
防水性が高いのでキッチンやお風呂といった場所でも安心して使用できる防水スピーカーです。
マイクが付いているのでハンズフリー通話もできます。
この価格帯としては出力が大きく、音の迫力があると評判があります。
楽天市場で見る評価 | |
---|---|
防水防塵性能 | IPX7 |
コーデック | SBC |
出力W数 | 8W |
スピーカーの構造 | 密閉式フルレンジスピーカーシステム |
連続再生時間 | 約4時間 |
Bluetooth | 2.1 |
耐衝撃性 | ー |
モバイルバッテリーなどでとても有名なAnkerの防水モデルのスピーカーです。「Sport」というように色々な環境で使えるモデルで、IPX7の高い防水機能、泥や雪などあらゆる環境でも故障しないタフな作りのスピーカーです。
これだけの防水機能があれば旅行でリゾートホテルにいった時には海辺やプールサイドで音楽を聴くには最適ですし、水洗いすることも可能で衛生的です。
連続再生時間も10時間と一回の充電で一日中音楽を楽しめます。
評価 | |
---|---|
防水防塵性能 | IPX7 |
コーデック | SBC |
出力W数 | 3W |
スピーカーの構造 | ー |
連続再生時間 | 約10時間 |
Bluetooth | 4.0 |
耐衝撃性 | ー |
3000円〜7000円
価格、音質、出力など全般的に少しハイスペックでバランスのとれた機種が多い価格帯です。
できるだけコストは抑えたいけどやっぱり音質にも少しこだわりたいというのであればこの価格帯がおすすめです。
かっこよくておしゃれなボディーからは、合計10W出力と迫力のある音を演出。
この価格でデュアルアンプ搭載、AAC・apt-X対応なので、とても奥行きのある本格的なサウンドを楽しむことができます。
また、連続再生時間が10時間なので一日中好きな音楽を楽しむことができます。
評価 | [star4.1] |
---|---|
防水防塵性能 | IPX5 |
コーデック | SBC・AAC・apt-X |
出力W数 | 10W |
スピーカーの構造 | ステレオ |
連続再生時間 | 約10時間 |
Bluetooth | 4.0 |
耐衝撃性 | ー |
重量 | 256グラム |
サイズ | 16.2 X 6.4 X 2.8cm |
こちらも大音量で使用できるモデルで、IPX6と防水機能も高いので旅行先での屋外のプールサイドや海辺での使用に最適です。
連続再生時間が少ないので旅行だと少し不安だが、日常生活で使用するのであれば十分。
AAC・apt-X対応なので高音質な音源にも対応でき、クリアな高音と響く低音のバランスがいいという評判のあるスピーカーです。
また、micro-SDやAUXを繋いでなど持ち運びもできBluetoothだけでなく様々なデバイスに接続できるのが良いです。
評価 | [star4.3] |
---|---|
防水防塵性能 | IPX6 |
コーデック | SBC・AAC・apt-X |
出力W数 | 10W |
スピーカーの構造 | ステレオ |
連続再生時間 | 約6時間 |
Bluetooth | 4.2 |
耐衝撃性 | ー |
重量 | 305グラム |
サイズ | 約14 X 6.9 X 5.1cm |
出力が12Wと大きいので少々大きな部屋での据え置きスピーカーとしても活躍できる防水Bluetoothスピーカーです。
サイズがコンパクトにも関わらず低音が効いていると、口コミでも評判の機種でどこでもパワフルな音を楽しむことができます。
連続再生時間は24時間という大容量のバッテリーも充電しなければならない回数が少なくなるので魅力的です。
評価 | [star4.2] |
---|---|
防水防塵性能 | IPX5 |
コーデック | SBC・AAC・apt-X |
出力W数 | 12W |
スピーカーの構造 | ステレオ |
連続再生時間 | 約24時間 |
Bluetooth | 4.2 |
耐衝撃性 | ー |
重量 | 414グラム |
サイズ | 約16.8 X 4.7 X 5.6cm |
7000円〜
音質、迫力、付加機能全てにおいてハイスペックな価格帯で、より高音質や安定感を求めるのであればやはり値段が高いものがおすすめです。
その中でも防水機能や音質が魅力的な最上級クラスのおすすめスピーカーをご紹介します。
音楽に合わせてドラムやスクラッチを入れることができるDJ機能やライティング機能などおしゃれと楽しみ機能が満載。
重さがかなりしっかりあるので、旅行への持ち運び向けというよりは家の中や広い会場などに持ち運んで使用するのがおすすめです。
合計50Wの出力という圧倒的な迫力と連続再生24時間という大容量バッテリー、ハイレゾにも対応した重低音と大音量が魅力的です。
防塵、防水はIP67とどんなシーンでも安心して使えます。
評価 | [star4.8] |
---|---|
防水防塵性能 | IP67 |
コーデック | SBC・AAC・LDAC |
出力W数 | 50W |
スピーカーの構造 | ステレオ |
連続再生時間 | 約24時間 |
Bluetooth | 4.2 |
耐衝撃性 | ー |
重量 | 約1500グラム |
サイズ | 約29.1×10.4×10.5cm |
SONYの同じシリーズで、旅行への携帯におすすめな小型・軽量シリーズはこちら
ソニー SONY ワイヤレスポータブルスピーカー SRS-XB21
筒状のボディがスマートでかっこいいUEBoom2。
360°サウンドタイプに加えて出力20Wが合わさり、大迫力で臨場感のある音を部屋のどこにいても楽しむことができます。
防水機能もIPX7と高く、どんな場所でも使用できます。専用のキャリーケースもあり、持ち運びにとても便利です。
2台使って贅沢に臨場感のあるステレオ再生ができるなど様々な楽しみ方ができるのも魅力です。
評価 | |
---|---|
防水防塵性能 | IPX7 |
コーデック | SBC・AAC |
出力W数 | 20W |
スピーカーの構造 | ステレオ |
連続再生時間 | 約15時間 |
Bluetooth | ー |
耐衝撃性 | ー |
重量 | 548グラム |
サイズ | 約18 X 6.7cm |
人気商品なので持ち運びに便利な携帯ケースも販売されています。
全世界で人気の老舗オーディオメーカーのJBL。
高い防水機能と高音質さを兼ね備え、全てにおいて最上級のスペックを持ち合わせたスピーカーです。
大容量のバッテリーはモバイルバッテリーとしても使用できる優れもの。
この価格でこのパフォーマンスなら世界規模でこのスピーカーが人気な理由がわかります。
評価 | |
---|---|
防水防塵性能 | IPX7 |
コーデック | SBC |
出力W数 | 20W |
スピーカーの構造 | ステレオ |
連続再生時間 | 約20時間 |
Bluetooth | 4.1 |
耐衝撃性 | ー |
重量 | 800グラム |
サイズ | 約21.3 X 8.9 X 8.7cm |
こちらも人気なので専用のキャリーケースも多数販売されています。
スピーカー使用する場所や必要な機能を選んで快適な環境を作りましょう
いかがでしたでしょうか?
それぞれの価格帯で違った特色があるので、どこに持っていきたいかを想像するのがとても重要です。
持ち運び可能なBluetoothスピーカーをよく使うシーンとして家の中でキッチンからお風呂までの距離を移動するのか、もしくはプールやビーチなどのリゾートや登山などのアウトドアに行くのかといったところを具体的に考えてから選びましょう。
そうすればオーバースペックや防水機能不足なんてことにならなくても済みます。
スピーカーをあちこちに持ち出して好きな音を楽しみましょう!
- バシャッとかぶる程度の場所はIPX5以上、ドボンと浸かる可能性があればIPX7以上の防水機能を選ぶ
- どんなシーンで利用するかを想像して選ぶ
- 価格が上がるほど音質やできることが多い傾向がある