東南アジアのイドネシアにあるリゾート地「バリ島」。
ゆったりとした南国でマリンスポーツから寺院でのスピリチュアルな雰囲気まで様々な魅力を楽しむことができるバリ島はおすすめの観光地です。
私も何度か行っていますが、行く前に現地で使う食費なども含めてどれぐらいの費用がかかるのか、情報を知りたくてもなかなかわかりませんでした。
そこで今回は実際に行ったときにかかった費用を具体的にお教えしたいと思います。
・旅費はいくら？（4泊6日滞在ver.）
・現地ではどれぐらいお金を使う？
・持って行くべき現金相場
両家家族全員連れてバリ島で結婚式をあげた僕が検討した一部始終をご紹介します。
バリ島について
バリ島はインドネシア共和国バリ州に属する島で、人口は約422万人程度、福岡県が500万人程度なのでそれより少ない人数ですが、4971km2の福岡県に比べ5633km2と広い島ですので密度はそこまで高くなく、人混みにあふれるなんてことはありません。
北西季節風の吹く雨季（10月 – 3月）と、南東季節風の吹く乾季（4月 – 9月）とに明確に分かれます。
雨季は一日中ジメッとしていて日本の梅雨に似た感じですが、梅雨との違いは一日中しとしと降り続けるのではなく、夕方あたりにスコールが一気に降るというところです。
一面が大洪水になるときもあります。
反対に乾季はカラッとしていて気温の割に暑くなく、とても過ごしやすいです。（当たり前ですが、日差しはかなり暑いです。）
旅行費用の変動
南国のリゾート地バリへの旅行計画を立てる上で、費用に直接関係してくるポイントはこんな感じ。
気候
先程も説明しましたが、バリは明確に雨季と乾季に別れるので、やはり気候が安定している乾季の方が人気が高く、価格も高くなる傾向にあります。
※格安航空券や比較の時にはスカイスキャナー
が便利です。
乾季の過ごしやすいシーズン
往路：4/21（土）10：50関空出発 → 4/21（土）17：20デンパサール着
復路：4/26（木）0：40デンパサール発 → 4/26（木）8：30関空着 往復便（ガルーダ・インドネシア航空、直行便）
2人合計 157,180円
雨季のスコールに合う（かもしれない）シーズン
往路：11/3（土）10：50関空出発 → 11/3（土）17：20デンパサール着
復路：11/8（木） 0：40デンパサール発 → 11/8（木） 8：30関空着 往復便（ガルーダ・インドネシア航空、直行便）
2人合計 144,928円
往路：11/3（土）10：50関空出発 → 11/3（土） 20：50デンパサール着
復路：11/7（水） 21：45デンパサール発 → 11/8（木） 8：45関空着 往復便（シンガポール航空、乗り換え一回）
2人合計 105,580円
直行便についてはあまり変わりませんが、雨季のオフシーズンだと乗り換え一回で通常より安い便が出てきます。
約4万円違うのは大きいですね。
日本の行楽シーズン
これはどこに行くにしてもそうですが、バリ島に左右されるのではなく日本の行事に左右されます。
ゴールデンウィークは旅費が倍ぐらいにハネ上がります。
例えば、今年のゴールデンウィークについて調べてみましょう。
ゴールデンウィーク1週間前
往路：4/21（土）10：50関空出発 → 4/21（土）17：20デンパサール着
復路：4/26（木）0：40デンパサール発 → 4/26（木）8：30関空着 往復便（ガルーダ・インドネシア航空、直行便）
2人合計 157,180円
ゴールデンウィーク真っ只中
往路：4/21（土）10：50関空出発 → 4/21（土）17：20デンパサール着
復路：4/26（木）0：40デンパサール発 → 4/26（木）8：30関空着 往復便（ガルーダ・インドネシア航空、直行便）
2人合計 297,580円
差額 140,400円!!
この差額、「海外旅行だから仕方ない」で済ませれますか？
この差額でもう一回バリに行けてしまいます！
どうしてもお仕事やお子様が学校などであれば仕方ないですが、少し早くもしくは遅く出発できるのであればずらすことも検討してみましょう。
ホテルの料金と時期はあまり関係ない
ホテルについては日本のように一斉に移動するわけではありませんので日本の行楽シーズンで変動することはあまりありません。
ただし、日本の行楽シーズンには日本人のスタッフがいるホテルなどは早めに埋まる可能性がありますので「現地でも日本語が通じる人がいないと安心できない！」という方はお早めに！
主要な場所とホテルの値段の相場はこんな感じです。
高級リゾートホテル地区 ヌサドゥア
空港から2〜30分の距離にあるヌサドゥアは、リッツカールトンやグランド ハイアット バリ、ヒルトン系列のコンラッド・バリなど世界各国で有名なリゾートホテルが並ぶ地区です。
各ホテルには警備員がいて、テロ対策としてホテルに入る車については一台一台爆弾を鏡で確認するなどセキュリティーも他の地域に比べると高い？（本当に見ているのかは怪しいですが。。。）です。
そういった地区のため、レストランなど物価はやや高めです。
ホテルは一泊一部屋2万円前後〜8万円まであります。
さすが高級ホテルですね。
もちろんプールなどの施設も充実していますし、何より綺麗でおしゃれで高級感のある雰囲気なので「リゾートに来たな〜」という気分を味わいたい方はおすすめです。
ちなみに、このヌサドゥア地区にあるコンラッド・バリで結婚式を挙げました。
治安としては安定していて、歩いていても怖い印象もなかったので家族連れの方や初めてバリを訪れる方なども安心して滞在できます。
また、高級リゾートということでとてもゆったりとして静かですので、ご夫婦で静かなところで落ち着いた時間を過ごしたいという方にもこの地区がおすすめです。
若者が集まる中心都市 クタ
デンパサール空港から北に5〜15分行った所にあるクタはクラブやバーなどが集まる繁華街で、夜遅くまで空いている店がたくさんあります。
バリの若者もここに遊びに来る人が多いので、とても賑わっている街です。
クタはバリ島の中でも西側に位置し、この周辺はサンセットを見るスポットととしてもおすすめで、ビーチ沿いにはおしゃれなバーも並んでいます。
ホテルは一泊一部屋3000円〜5000円前後とかなりリーズナブルで、4泊しても二人で12000円という安さ！
安いからと言って部屋だけというわけでもなく、同じ価格帯でもリゾート感のあるプール付きのところもあります。
ただし、かなり賑わっているにも関わらず道路が狭い所もまだまだ多く、クタの周辺は夕方になると大渋滞になります。
一度巻き込まれると1〜2時間動かなくなってしまうこともあるので要注意です。
クタに行きたい場合はスケジュールを調整して少し早めから行くようにしましょう。
また、先ほど言った通り、クラブやバーなどもあり、若者も夜遅くまで騒いでいるところなのであまり家族連れの方やゆっくりしたい方にはおすすめしません。
反対にせっかくバリにきたんだから朝から夜中までがっつり遊びたい！という人はクタがおすすめです。
大自然に囲まれた癒しの地区 ウブド
デンパサール空港から北へ1〜1時間半のところにある少し人里離れた地区ウブドは、ライステラス（棚田）などがたくさんある大自然に囲まれた場所です。
森林浴や静けさを感じたいという方にはとてもおすすめの場所で、空気と景色のいいところでゆっくりと心と体を休めることができます。
最近では日本でも有名な高級リゾートホテル「星のやバリ」も完成し、このウブド地区がさらに注目を集めています。
星のやバリは高級ホテルということもあり1泊1部屋5万円とお値段が高めで、他にも高級ホテルが点在していますが、一泊一部屋3000円と格安で宿泊できるホテルも多数あります。
この辺りでは急流を下るラフティングがあったりもするので、マリンスポーツとは少し違った楽しみ方もできます。
ただし、欠点はとにかく遠いところです。
マリンスポーツなどがしたくてビーチに行くにもかなり移動しなければいけません。
交通の便は全くありませんので、ドライバーを雇っておくかホテルにあらかじめ用意してもらうか対策をしておきましょう。
僕がバリに行って一番高かったのがコンラッド・バリで、一泊一部屋約20,000円(4泊で79,933円)でした。
これは結婚式の為だったので仕方ないですね。
ただ、家族は安心してゆったり過ごしてもらえたみたいなので、それはそれで良かったと思いますし、親御さんを連れて行かれたりするのであれば、こういったヌサドゥア地区のホテルの方が疲れずにすむと思います。
現地ではどれぐらいお金を使う？
バリはリゾート地ですが、物価はかなり安いです。
東南アジア全般的に言えることですが、体感的には日本の4分の1ぐらいですね。
一応リゾート地なので東南アジアのタイの本土などに比べればだいぶ高いとは思いますが、それでも安いです。
食費
ビールを飲んでお腹いっぱい食べて300～500円ぐらいですね。
日本のマクドナルドのLサイズより大きいグラスに入ったフレッシュマンゴーのジュースなども100円で飲めたりします。
これがまた美味しいんですよ～。
ただし、気をつけないといけないのは、上に書いたのはローカルレストランの価格です。
観光地やホテルのレストランに行くと、日本とさほど変わらず一食1,000円以上します。
味や店の綺麗さなどはさほど変わりません。
ただ、観光地ならではの景色だったりダンスが見れたりというところもありますので、たまにはいいかもしれません。
バリの移動はタクシーかチャーターカーでドライバーを１日雇ったりしますが、ローカルのレストランに連れて行ってくださいと頼んでみてください！
格安で美味しいものをお腹いっぱい食べられますよ！
ローカルなところに連れて行ってもらえればだいたい多くて一食400円なので、２人で800円、１日2,400円、水を買ったりもするとしても5日間で最低15,000円もあれば十分だと思います。
移動手段
あとは移動の費用です。
ツアー会社やホテルによってかなりまちまちですが、チャーターカー(ドライバー付き)が8時間で5～8000円ぐらいが相場です。
僕はこの移動手段をおすすめします。
タクシーは日本のようにそこら中走っているわけではないですし、メーターの詐欺にあう可能性もあります。
１日同じ運転手であちこち連れて行ってくれるチャーターカーを手配しておきましょう。
ツアーもありますが、僕はおすすめしません。
時間の制約があったり行きたい場所にいけないor特に行きたくない場所に連れて行かれる場合もあり不自由な割に値段は高いです。
ただ、安心という面では現地に友人がいる人以外はツアーに勝るものはありませんので、初めての方はツアーを利用されて、バリの雰囲気に慣れるというのもいいと思います。
二回目以降であればチャーターカーにして好きなとこに行きましょう！
通信費用（フリーSIM）
SIMフリーのスマホを持っていけば、海外旅行では結構活躍してくれます。
ホテルだけでしか使わなければ無料のWi-Fiが付いていることもありますが、外でどこに行こうか調べたりできると便利ですよね。
バリではSIMが結構どこでも売っていて、4GBがだいたい日本円で1,200円ぐらいです。
動画を見たりしない限り、ホテルのWi-Fiと合わせて使えば5日間の旅行中不自由なく使えます。
おすすめは「Telkom」という会社です。
買い方はこちらをどうぞ。
換金した現金はどれぐらい持って行くべき？
ビンタンビールとロティ（焼き鳥）
結論から言うと、日本では換金してはいけません！
手数料が高すぎて大損です。
現地に着いてから換金しましょう。
一番最初の着いたときに少し使う分(3000円ぐらいで十分)を空港で換金し、残りは街に行くタイミングでレートのいいところで換金しましょう。
チャーターカーを頼む人はドライバーの人に聞くのも手だと思います。
観光客には慣れているので、レートがそれなりに良くて安心出きるところを紹介してくれると思います。
換金したあとは絶対にその場で枚数を確認してください！たまにわざと減らして渡す悪徳換金所もあるそうです。
(僕は何度も換金していますが、そんな目に合ったことは一度もないです。)
バリに行くための旅費まとめ
以上のことを合わせると、二人でおよそ276,113円（1人138,056円、4泊6日、プール付き、ヌサドゥア）でした。
内訳：
航空券代金往復 157,180円
ホテル代金 79,933円
チャーターカー（3日分） 24,000円
現地での諸経費 15,000円
これはホテルが高級だったからですが、もっと安くてプール付きのホテルなどもたくさんありますので、時期とホテルをうまくすれば一人10万円を切ります。
ハワイなどでは考えられない安い値段で美味しい料理とリゾート感のあるプール付きホテルを堪能できるので、バリはとてもおすすめです。
ぜひお得に東南アジアのリゾート地「バリ」を楽しんでくださいね！
